きまた歯科 ブログ

2017年09月28日

リアルタイムPCR検査

リアルタイムPCR法 (歯周病菌のDNA検査)
歯周病は成人の80%が感染しています
「世界で一番多い感染症」です
歯周病とは歯を支えている歯槽骨という骨が溶けてしまう病気のことで、その原因は口腔内の細菌による感染症であることがわかっています。お口の中には約900種類の細菌が住んでいます。数十種類が歯周病に関係している菌です。その歯周病菌の中で最も悪いと言われているのがRed Complex(3菌種)です。
Red Complex
下図は、口腔内に存在している数百種の細菌を、歯周病への関連が高い順に分類し、ピラミッド状に模式図化したものです。

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Red Complex(レッドコンプレックス)と呼ばれる3菌種(P.g菌、T.d菌、T.d菌)はピラミッドの頂点に位置し、重度の歯周炎に最も影響を及ぼしていると言われています。

重度の歯周病に影響があると言われている3菌種
P.gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)
T.denticola(トレポネーマ・デンティコーラ)
T.forsythensis(ターネレラ・フォーサイシス)
 
これらの菌種のうち顕微鏡で確認できるのは、T.denticolaのみです。
(形が特徴的なので)P.gingivalis 菌とT.forsyensis菌は非常に小さな桿菌なので顕微鏡では判別できません。
そのためにリアルタイムPCR法によるDNA診断が必要になります。

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リアルタイムPCR法って何?
今まで歯周病菌としか言われなかったものを、その菌名を特定、その数をPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)を用いた検査方法で測定を行います。
検査の手順
細菌の採取方法は簡単です。痛みはまったくありません。
(1) 歯周ポケット内にペーパーポイントを底部まで挿入します。
(2) そのままの状態で10秒間待ち、滲出液を採取します。
    診療所で行う作業はこれだけです。後は検査会社に委託します。
(3) 検査センターより検査結果が届いたら、細菌のタイプを診断します。
 

歯周病菌のDNA検査は歯周病検査の中で最も重要で最先端の技術です。

この検査は保険診療の適応外となります。

当医院では、このリアルタイムPCR法の結果をふまえて、

歯周病の治療の効果がでているかを判定するために、この検査を有効に使用しています。

誰でも、ご自分の歯を一生涯健康に保ちたいと思っているはずです。


ただ、定期的に検診を受けるとか、歯石を取るとかではなく

一歩進めて、科学的根拠に基づいて積極的に歯周病の治療・予防をすることができるようになりました。

きまた歯科ではご希望にそったご提案をいたします
posted by きまた歯科 at 11:14| Comment(0) | 臨床 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月31日

歯周内科治療アドバンスセミナーに参加しました

歯周内科治療アドバンスセミナーに参加しました。

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歯原性菌血症



除菌治療

が今回のテーマです

きまた歯科では

リアルタイムPCR検査を導入します。

この検査で歯周病菌である

レッドコンプレクスのP.g菌などが同定できるので、

歯周病の治療がよりスムーズにできるようになります。

歯周病治療がどんどん進化しています‼️


神戸で開業している同級生の30年ぶりに再開しました!

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学生時代から勉強熱心でしたが

今でも休みの日も新しい情報に熱心でした

これからも見習いたいと思います


posted by きまた歯科 at 05:11| Comment(0) | 臨床 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月29日

歯科外来診療環境体制加算施設に認定されました

歯科外来診療環境体制加算の施設基準とは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方社会保険事務局長に届け出た保険医療機関において、歯科外来診療の総合的な歯科医療環境の体制整備に係る取組を行った場合という施設基準です。

これは歯科診療の特性を踏まえ、より安全で安心できる歯科外来診療の環境の整備を図る取り組みに対する評価です。

歯科外来診療環境体制加算に関する施設基準の内容は

(1) 偶発症に対する緊急時の対応、医療事故、感染症対策等の医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること。
(2) 歯科衛生士が1名以上配置されていること。
(3) 患者にとって安心で安全な歯科医療環境の提供を行うにつき次の十分な装置・器具等を有していること。

ア 自動体外式除細動器(AED)
イ 経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
ウ 酸素(人工呼吸・酸素吸入用のもの)
エ 血圧計
オ 救急蘇生セット(薬剤を含む)
カ 歯科用吸引装置

(4) 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること。
(5) 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること。
(6) 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。
(7) 歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できる環境を確保していること。
(8) 当該保険医療機関の見やすい場所に、緊急時における連携保険医療機関との連携方法やその対応および当該医療機関で取り組んでいる院内感染防止対策等、歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること。

これからも、特に滅菌と院内感染予防に努めていきたいと思います。
posted by きまた歯科 at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする